2月23日にやったアレクサンダー・テクニック(アレクサンダー・テクニーク
のワークショップは、10名の方が集まってくださいました。レッスン経験者の方、はじめての方、それぞれ5名づつでした。
やった内容は、前半は、以下のようなことです・・・ボール投げのゲーム、・頭と首の関係について、・四つんばいで歩く~”頭がリードし背骨全体がついてくる”のを感じる、・腕構造について~3人組で腕を動かされるワーク、・ウィスパードアー(呼吸と声)
後半は、それぞれ人によって違うことをやってみました。
寝ている人を起こす、ハンドドラムの演奏、フルートの演奏、バレエの動き、 マッサージ、じっと座っている(話を聞く)、腕の動き、など
ワークショップでは、「ひとがワークして(されて)いるのを見ているときも自分が変化するのを感じた」などの声もありました。
みなさんと学ぶ場をもったことで出てきたアイデアもあって、おもしろかったです。参加された方ありがとうございました。あとででてきた感想などありましたら、シェアしていただけたらうれしいです。個人レッスンに来られている方は、個人レッスンで上記のようなことをやってみてもいいですね。
次の東京でのアレクサンダー・テクニック・ワークショップは、3月30日(木)、4月9日(日)の予定です。
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2. ワークショップのときの質問から
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ワークショップで出た質問のうちのいくつかをご紹介します。(ふだんのレッスンでもよくある質問でもあるので。。)
■日常ではどのように今日の経験を生かしたらいいのでしょう?
今日の体験を再現しようとしないのがコツです。ある状態を再現しようとすると、かえって硬くなったり、どれが正しいのかわからなくなって混乱してしまったりしますが、大事なのは「よい状態」を探すことではなく、考え方や観方を少しだけ変えることではないかなと思います。 自分についてや、やろうとしていることについての、いつもの慣れた考え方や、無意識になった考え方からちょっと離れてみて、実験してみるつもりになってみると、いいと思います。 いつもやっていることを、時々でいいので、いつもより少しゆっくりやってみたりして、「自分はどんなふうにこれをやっているのだろう?」と、興味をもってみることが最初の一歩だと思います。そのとき、何が正しいかをすぐに知ろうとしないほうがいいです。
■姿勢について
・「私は猫背なのですがどうしたら直るでしょうか?」
姿勢を気にしている人はよく、たとえば前かがみになりがちなのでもう少し胸をはろう、などと、部分的に変えようとしがちですが、それはけっこうしんどいですよね。しばらく胸を張っていても疲れて前より猫背になってしまったりしますよね。部分的、直接的に直すかわりに、全体を見てみましょう。例えば肩まわりだけでなく、足がどう地面についているか、頭はどこにあるか、それと肩との関係はどんなふうでしょう? そういうように全体を見てみることで、バランスが整ってきて、姿勢もいつのまにかよくなっていたりします。
・「人に「姿勢が悪い」と指摘されることがあります」
・「道行く人の姿勢が気になることがあります」
一見悪い姿勢に見えても、その姿勢に固まっていなければ、悪いとはいえない場合も多いと思います。もしかしたらその人はたまたま悲しいことがあって落ち込んでいたのかもしれないし、そういうときに肩を落とすのは自然なことかもしれません。問題があるとすれば、ある姿勢に固まってしまって、状況が変化してもそこから抜けられないような状態のときだと思います。形だけみて、いちがいに「悪い姿勢」とは決められないと思います。動きを見ることが必要かなと思います。