仕事が終わってから海に着いたのは夕方5時。
台風の影響は幸い少なかったとはいえ、きのうの海は、波が高く、風も強く、泳ぐにはちょっと勇気がいる海だった。波打ち際に立ってるだけで体じゅう水びたし。でもそれが気持ちよかった。水は澄んでいた。
相方は果敢に浮こうとしては全身波をかぶっていて、子どもたちも果敢に波の中にずっといる。
レスキュー隊の若者たちがレスキューの練習で、救助用のサーフボートで大波に漕ぎだしては戻ってくる。
6時を過ぎて、葉山の海の家Bluemoonでは、たまたまちょうど、ピーターバラカンさんがDJをする日だった。チャージ代1000円、ご飯食べるだけのつもりで予想外だったので、高いねーなんて、始まる前には言っていたのだけど、結果、大満足。
Bluemoonのスピーカーの性能も前よりずっとよくなっていて、波の音と、ピーターさんが持ってきたVinylレコードの音楽がいい具合に共存。葉山のミュージシャンのインスト曲の後、アラン・トゥーサン、ベン・シドラーなどの、ニューオーリンズの音に続き、ジェリー・ガルシアとか、あと今の新しい人の音楽、後半は、オルケスタ・バオバブや、サリフ・ケイタなど、アフリカの音。
ピーターさんはマイペースに、ゆったり踊りながら機嫌よく曲をかけてくれる。そして達者な日本語で簡潔に曲を紹介してくれる。
なんだか、ここがどこだかが、わからなくなるような、遠いアフリカの海岸か、カリブ海あたりか、どこでもない場所で休んでいるような時間でした。
海と音楽が、世界をつなげてくれている。
夕日の時間にはじまり、だんだん暗くなり、終わってまた波打ち際に来たら、星がいっぱい。