人間は手を使う生き物です。
触れる、持つ、持ちあげる、抱える、細かいところをコントロールする…
手を使っていろいろなことをやっています。
このワークショップでは、
手を使うときに、体全体/自分全体をどう使っているかを見直し、
手を使うときに「”手”だけ」にならずに、自分全体として手を使う、ということをやってみたいと思います。
アレクサンダー・テクニークは、からだや心の緊張しすぎをやめるためのワークと言われることがありますが、
からだの一部を緊張させたり、固めたりしないですむようになるためには、
「体全体」「自分全体」という視点を持つことが大事です。
そのことと、手の先の意識とのつながり、
自分のなかの、部分と全体のつながりを、見てみましょう。
たとえば弦楽器を演奏する方は、「自分全体として手を使う」を意識することで、弓の動きをコントロールしやすくなったり、音がよくなったり、リズムがよくなったり、大きい音や小さい音が出しやすくなったりします。
また、「自分全体」を意識できるようになると、心理的な緊張も起こりにくくなるのです。
具体的にどう意識したら、なにが変わるか変わらないか、実際にやってみましょう。
意識したことのなかったところの、存在に気づいたり、
「意識しているつもりで見落としがちなところ」が見えてきたりするかもしれません。
それによって、思いがけない変化があるかも?
・楽器を演奏する
・重いものを持ちあげる
・料理をする
・絵を描く
・PC作業
・赤ちゃんを抱っこする
・細かい作業をする
・人に触れる
みなさんが興味をもたれた、幅広くいろいろな、「手を使う」を入口に、アレクサンダー・テクニークを使って体全体をどう使えるか、学び合う場にしたいと思います。
手を使うことが多い方、手、肩、首、腰などに傷みが起こりやすい方、もっと上手に手を使いたい方、etc、どなたでも歓迎です。
ふだん気になっていることなどを、そして必要なら道具や楽器をお持ちよりください。
参考までに:春にやったこのテーマの講座の報告はこちら 「楽器の音が変わる/楽器の重さが変わる」
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2018年9月15日(土)
10:00~12:30
場 所:東京都文京区
………お申し込みの後、ご案内をお送りします。
参加費 5500円
定員 8名
講 師:石井ゆり子
お申し込み、お問い合わせ:一番下にあるフォームにご記入ください。
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【講師について:石井ゆりこ】
19歳のときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、4年間のトレーニングを受ける。卒業後18年間、2000人以上の方々に教えてきました。
このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。
著書『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』(ヤマハミュージックメディア)
■石井ゆりこのアレクサンダー・テクニークのレッスンは東京都文京区と、神奈川の湘南で、随時、受け付けています。レッスンのスケジュールはこちらをご覧ください。