私がボストンのアレクサンダー・テクニークの学校に通っていたとき、トミー・トンプソン、デビ・アダムスとともに、ジェイミーにも大変お世話になっていました。
外国での滞在中、話せる人が少なかったり、思うようにコミュニケーションが取れなかったりする中で、ジェイミーに会うと、なぜかほっと安心できた――そんな存在でした。言葉を介さなくてもわかってもらえるような感じがして…。
彼女はアレクサンダー・テクニーク教師であり、気功や太極拳の指導もしています。
若い頃には歌を歌い作曲をし、レコードデビューを目指していたこともあったそうです。また、スキーのインストラクターとして人々の身体と向き合っていた時期もあるとのこと。
アレクサンダー・テクニークを続けている方も、
初心者の方も、
太極拳や気功に興味のある方も、
ぜひこの機会に、ジェイミーと出会っていただけたらと思っています。ジェイミーのプロフィール
- 8/17(日) エナジェティック・アナトミー~気の解剖学~
- 8/18(月)・8/20(水) ”意”の流れとしての動き~アレクサンダーテクニーク的太極拳と気功
- 8/20(水) 演奏、ダンス、パフォーマンス、人前に立つこと
- 8/23(土)東京・8/29(金) 大阪 存在することの体現 “Embodyment of Presence”
- 8/24(日) 誰かをケアしながら自分自身をケアする~今、ここにいる より参加しやすいように、時間と料金を変更しました!
- アレクサンダー・テクニーク教師とトレイニーのためのクラス 8/18, 8/21東京, 8/26神奈川,8/30大阪
- 8/24,8/26 午前 個人レッスン
- 講師プロフィール
- ・ワークショップはすべて日本語通訳付きです。
- ・2日参加の方は1000円引き、3日参加の方は2000円引きいたします。ジェイミーと学ぶ時間をみなさんにじっくり持っていただけたら嬉しいです。
お申し込みフォームはこちら
エナジェティック・アナトミー~気の解剖学~
8/17(日)10:00―13:00 @東京都文京区
私たちは骨や皮膚や血だけではなく、エネルギーのシステムとして設計されています。 微細な気が、肉体とともに織りなしている、生き生きとしたエネルギー場が、そこにあります。
自身の気の解剖学という聖なる幾何学に足を踏み入れてみませんか。 13の急所を中心にした意識を持つことで、意図の動きの流れが開き、身体と心が調和します。 こうして心身が揃い合うと、内なる力の深い井戸が目覚め、「いまここ」に着地でき、活気に満ちた、努力のいらないあり方への道が開きます。
「これは自分の内なる感覚と本当の意味で同調することができる、繊細で静かな実践です。実践していると、境界が明確になり、自然界との生来のつながりが取り戻されて、健康状態が刷新されます。これまで教えてきた方々も皆、それを実感してくれました」(ジェイミー)
立つときのバランス感覚を取り戻したい方、リハビリ中でご自身の身体と新たに向き合っている方にも、安心してご参加いただけます。
- 早割12,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み13,000円定員:12名
意の流れとしての動き〜アレクサンダーテクニーク的太極拳と気功
8/18(月) ,8/20(水) 10:00―12:00 @東京都文京区
午後のワークショップの前に、ジェイミーと、マリー・ファボリートのお二人の指導のもとで、太極拳と気功の動きを体験する時間を持ちましょう。午後のワークショップに参加される方も、午前のみのご参加も、どちらも歓迎です。
「意(intention)」とは、「流れを許すこと」です。 太極拳と気功の動きの「型」は、自覚とともに流れるように動く実践を培ってくれます。 このワークショップでは、型を習得することを目指すのではなく、一つひとつの動きの探求に焦点を当てることで、意が通った動きと、それを導く微細な気のエネルギーへの気づきを深めていきます。 それは、心と頭と体がひとつになる自分自身の使い方です。
太極拳や気功がはじめての方でも、だれも落ちこぼれないように丁寧に指導しますので安心してご参加ください。
夏の一日を心地よくはじめるために、また、演奏や、教えることを見ていくことのよい準備になるので、午後のワークショップに続けて参加される方には特におすすめです。
早割:午後も参加する方は各日5,000円(7/20まで)、午前のみの方は7000円
7/21以降のお申込みは7,000円
定員:15名
演奏、ダンス、パフォーマンス、人前に立つこと
8/20(水) 13:15~17:15 @東京都文京区
演奏、演技、ダンス、パフォーマンス、「人前に立つこと」に、アレクサンダー・テクニークを活かし、それぞれの人にそなわっているエネルギーシステムをどのように活かせるかを、一緒に探求しましょう。
演劇やポピュラー音楽の現場での経験、そしてボストン音楽院/バークリーでの指導経験を持つジェイミーが、歌手、管・弦楽器、ピアノ、打楽器、指揮などの音楽や、演劇、ダンス、プレゼンなど、さまざまな表現活動に関わるみなさんと出会い、言葉とハンズオンでのコミュニケーションによって、その人の表現に役立つ気づきを引き出すサポートをしていきます。
ダンサーの方には、グラウンディング(地に足をつける/地面のサポートを受け取る)からアプローチするのがよいかもしれません。
ジェイミーは最近、アレクサンダー・テクニークの「ささやくアー(Whispered Ah)」のワークに改めて取り組んでおり、特に演奏家や人前でパフォーマンスをする方々に、ぜひこのワークを紹介したいと考えています。このワークは、呼吸や発声に役立つだけでなく、顔や目の緊張をゆるめることにも、プライマリー・コントロールを解放することにも役立ちます。
「人前に立つ」ことに苦手意識がある方も、ぜひいらしてください。
楽器やパフォーマンスを始めたばかりの方から、プロフェッショナルの方まで、経験の有無を問わず歓迎します。 楽器、楽譜、あるいはパフォーマンスに使うものがあれば、ぜひお持ちください。
会場にはセミグランドピアノがあります。
板張りで、眺めのよい広々とした会場で、動きのあるパフォーマンスにも適しています。- 同日朝の”意”の流れとしての動き~アレクサンダーテクニーク的太極拳と気功とあわせて受講されるのがお勧めです!
- 早割18,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み19,000円
午前の太極拳とあわせてのご受講 22,000円(7/20まで)
定員:12名存在することの体現 Embodyment of Presence
東京 8/23(土) 10:15~17:15
大阪 8/29(金) 10:00~17:00
アレクサンダー・テクニークと、古代中国の気功「鉄布衫功 (てっぷざんこう)」が交わる場で、「いまここに存在する」ことへの入口として「立つ」を探求します。
このワークショップは、気功・太極拳の専門家でもあるジェイミーが、ボストン音楽院内のアレクサンダー教師養成コースでトレーニーにハンズオンを教える際に用いている内容でもあります。
「存在の姿」を体現した、力強い立ち姿から、柔らかで軽やかな腕が生まれます。それはアレクサンダー・テクニーク教師がハンズオンをするときにも、楽器の演奏や手仕事をするときにも役立ちます。
鉄布衫功の「抱樹とう(樹木を抱く)」は、地・人・空のあいだの聖なるやりとりの中に私たちを深く根付かせ、強さ、静けさ、つながりを育みます。「手抱金盤(黄金の壺を持つ)」は、任脈(体の前面を走る経絡)と督脈(体の背面を走る経絡)に沿ってエネルギーの流れを促し、内なる微細な流れを目覚めさせます。
時間の許す限り、参加者の方の関心に応じて、そのほかのアイデアを紹介したり、参加者が興味あるアクティビティへの応用についてもご一緒に見ていきましょう。(とくに大阪では、この日8/29に演奏やパフォーマンスについても見る時間も取る予定です)。
早割22,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み 23,000円
定員:12名
誰かをケアしながら自分自身をケアする~今、ここにいる
8/24(日) 13:45-16:45 東京都文京区 定員12名
より参加しやすいように、時間と料金を変更しました!「誰かをケアすること」、そして「誰かをケアしながら自分自身もケアすること」がテーマです。
ジェイミーがお母さまの介護を7年間されてきた話を聞いて、このワークショップをリクエストしました。
みなさんお一人お一人の声を聞きながら進めていきます。ケアする人、される人双方の楽なあり方を、身体面、精神面両方からみていきましょう。
ケアするとき、不安や心配が出てきてしまうことは多いと思いますが、そんなときでも「今、ここにいて、つながる」ことは可能です。身体面では「無理なくできるケアのやり方」を探求してみましょう。
たとえば、相手を「持ち上げよう」とするのではなくて、「関節をうまく使う」ように動かすことなど…。
また、相手に「今、何が起きているのか?」が、実はよく見えていないこともよくあります。単に「転ばせないようにしなくちゃ」と身構えるのではなく、
周囲の状況も含めて、意識を向けてみる、観察する練習をしてみましょう。誰かのケアをするとき、その人は、変化のプロセスのなかにいます。
たとえば、認知面や精神的な面で変化の過程にある方と、どう関わるかについて、一緒に考えていきましょう。
変化のプロセスの一部として、一緒に、今、この瞬間にいることが、本当に大切です。
すべての問題を解決することはできないときでも「今、つながること」
それが、大きなサポートになります。生まれてから死にゆくまで、ケアし、ケアされながら生きていく、
そのことについて一緒に考え、体を使って体験してみる時間にしたいと思います。仕事で対人援助をされている方のほか、育児中の方や、ご家族とのかかわりを見直したい方、またご自身のためのセルフケアについて見ていきたい方にもおすすめです。
早割15,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み 16,000円
アレクサンダー・テクニーク教師&トレイニーのためのクラス
8/18(月) 13:15-16:45 文京区 定員12名
8/21(木) 13:30-17:00 文京区 定員12名
8/26(火) 13:30-17:00 藤沢市鵠沼 定員8名 テーブルワーク中心
各日、早割17,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み 18,000円8/30(土) 10:30-17:00 西宮 定員8名
早割22,000円(7/20まで)、7/21以降のお申込み 23,000円この一連のクラスは、アレクサンダー・テクニーク教師、教師養成コースの卒業生と在学生、そして、長くアレクサンダー・テクニークを学んでいる方々のためのものです。
ハンズオンワーク、さまざまな探究、ペアでの教える練習、ディスカッションを通して、以下の点について理解を深めていきましょう。
・教える場面において、アレクサンダー・テクニークの原理をどのように伝えるか
・他者をガイドするときの触れ方と言葉の精度を高める
・クラスや個人レッスンを組み立てる自信を育てる
・他者の変化をサポートする中で、自分自身の「使い方」にとどまり続ける
ハンズオン、特にテーブルワークに関しては、気功や太極拳の動きを生かし、「自覚とともに動く」ということをベースにしながら相手に触れるということも探求してみましょう。
もうひとつ大事にしたいのは、みなさんとの、アレクサンダー・テクニークの原理についての対話と、デモンストレーションです。
「プライマリー・コントロールとは何か?」
「エンド・ゲイニングとノン・エンドゲイニング(結果にとらわれないこと)の違いとは?」
「ミーンズ・ウェアバイを、みなさんはどのように理解しているのか?」
そんなことを一緒に考えたいと思っています。ジェイミーは、身体感覚をベースとした観察力もすばらしい先生であり、また、古い概念に新鮮な視点をもたらしてくれる先生でもあります。ジェイミーと対話して「なるほどそうか!」と腑に落ちることも多いです。どうぞたくさんの質問や好奇心を持っていらしてください。
自分について探求することは、楽しく、遊び心に満ちたもの、好奇心がひらかれるもの。
「正しくやらなきゃ」「しっかりつかまえなきゃ」と思うのではなくて、「気づき」と遊び心をもって一緒に探求しましょう。すでに何年も教えている人にも、まだこれからの人にも、その態度は、あなたを助けてくれます。
ジェイミー8/26(火)鵠沼、8/30(土)西宮の日には、会場にテーブルワークができるテーブルがあります。
個人レッスン
- 追加枠 8/21((木))文京区 午後
- 8/24(日)文京区
10:00、10:45、11:30 -
8/26(火)鵠沼 10:00、10:45
1回40分、通訳込み15,000円
スケジュールの都合上、枠数が限られていて申し訳ありませんが、ご了承ください。
講師プロフィール
【ジェイミー・カルバートソン(Jamee Culbertson)】
ジェイミーの、表現することや、プレゼンス(存在すること)、動きへの関心は、演劇芸術の世界から始まりました。その情熱は自然と音楽の学びと演奏へとつながり、身体を「
表現とエネルギーの生きた楽器」 として深く理解することにつながっていきました。シンガーソングライターとして活動し、レコードデビュー寸前まで進んだこともあります。 彼女が初めて教える立場に立ったのは、スキーインストラクターとしてでした。そこで人々が自分の身体やバランス、
呼吸とつながる手助けをすることの喜びを体験しました。その後、トミー・トンプソンのトレーニングコースでアレクサンダー・テクニークを学ぶと同時に太極拳と気功も学びはじめ、40年間、今に至るまでその道は続いています。 現在は、アレクサンダー・テクニークの教師として、また、気功や太極拳の指導者としても活動し、大学や病院、地域の支援施設でも幅広く教えています。 どの場面でもジェイミーは、「今ここ」に丁寧に寄り添いながら、その人自身の可能性を引き出すことを目指しています。
ボストン音楽院/バークリー音楽大学ではデビ・アダムスとともに13年間、アレクサンダー・テクニーク教師養成に携わり、また、多くの音楽家やダンサー、パフォーマーとも関わってきました。 また、介護や教育、日常の活動における「気づきのある動き」の可能性にも強い関心を持ち、誰もが自分らしくいられる身体との関係を育むことを大切にしています
ジェイミーは、アレクサンダー・テクニーク教師として、また太極拳の指導者としての確かなスキルと深い知恵、そして「地に足のついた」感覚をあわせ持つ人です。
彼女の視点は、アレクサンダー・テクニークにも太極拳にも、洞察と喜びの両方をもたらしてくれます。
私が彼女と出会ったのは1991年。
現在は、私の教師養成コースの教師陣のひとりとして、いつも明るさと笑いを携えながら、古い概念に新鮮な視点をもたらしてくれています。――デビ・アダムス ボストン音楽院アレクサンダー・テクニーク教師養成校ディレクター
- ジェイミーにはじめて会ったとき、人見知りの激しい自分が、初対面なのになぜか居心地がいいなと思ったことを思い出します。
軽やかでほがらかで、同時に地に足がついている感じが印象に残っています。
ジェイミーの伝え方は、なぜだかしっくりからだに馴染む感じがあって。言葉に身体がある質感。 - 特に鮮明に覚えてるのは、前のめりになるでもなく、後ずさりするでもなく、今ここにいるということがアレクサンダーだと教えてくれたこと、
そして、川は前にばかり流れるんでなくて、水が川底に染み込み、下から湧き上がってきてもいることが大事と、大地再生(の森づくり)ので教わって実感したことを思い出すようなレッスンのこと。
ボストンの先生方に共通する点だけれど、ひとやものや身の回りの環境との、関わりの中にいる、ということをベースにしてアレクサンダーのワークが展開するところが、大好きです。 - ――松代尚子 通訳
【マリー・ファボリート(Marie Favorito)】
マリー・ファボリートは、ボストン・ユニバーサル・タオのディレクターであり、40年以上にわたり、気功、太極拳、道教瞑想を指導してきました。今回、ジェイミーと一緒に来日し、楽しく深い身体の実践を、ジェイミーと一緒に日本の皆さんと分かち合います。彼女のクラスはいつも笑いが絶えません。マリーは、庭師でもあります。
【お申し込みフォーム】
- ・複数ワークショップをお申し込みされる方は、備考欄にご希望の日とタイトルをまとめてご記入ください。
- ・教師向けクラスを希望される方で、ゆりこと面識がない方は、学んでいる、または卒業された学校について備考欄にご記入いただけたら幸いです。
- フォームで送信ができない場合は、メールで yuriko@littlesounds 宛てに、同じ内容を送っていただくよう、お願いします。
■キャンセルポリシー 以下のようにキャンセル料金を申し受けます。 ・7/21から8/10までのキャンセル:2000円 ・1週間前から前日までのキャンセル:参加費の半額 ・当日キャンセルは参加費の100% (別の日への変更については応相談)