楽器が楽に吹けるようになっただけでなく、感情的な癖も変わってきました。

楽器が楽に吹けるようになっただけでなく、感情的な癖も変わってきました。

仕事で楽器を吹いていて、楽器がうまく楽に 吹けるようになりたいと思ってアレクサンダー・テクニークをはじめました。体が邪魔していたことを止められるようになったということがあります。でもそれ だけではなくて、できるようにしようとするだけでなく、自分に備わっている力を信じられるようになったことが、よかったことです。そして、人間関係や、感情的な癖についても考え直すようになりました。単純な動作でもいろいろな動き方があるということがわかって、そうすると、たとえば性格についても、「この 性格はしょうがない」と思うことが多かったけれど、そうとも言えないなじゃないか、などと考えるようになっています。

そし て、周囲の人も私の変化に気づいてくれているようです。 何があったの?と直接聞いてくる人もいるので、かなりの変化なのだろうと思いま す。 自分の中の多様性、ありのままの自分を認められる様になったことで、人に対しても 寛容になったこと、それによって以前よりも人間関係がスムーズになったことです。 雰囲気が柔らかくなったといわれます。 大げさでなく人生が変わったなーと思います。

(N.I.さん、サックス奏者、立川市)

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徐々に自分を失わずに人と話せるようになってきた。自分の考えや感情を人に伝えやすくなった

徐々に自分を失わずに人と話せるようになってきた。自分の考えや感情を人に伝えやすくなった

アレクサンダー・テクニークは身体機能を良くするもの、と本で読んで認識していたが、 レッスンを受けてみて、それ以上に精神面や人生観、対人関係に大きな変化があり、びっくりした。

日常生活にとても劇的な変化があった。
最初に物の見方を教わった時に視界がばっと開けて帰りの電車で一車両の端から端まではっきりと見えた。 自分は視野狭窄になっていたんだな、と思った。 それは体の機能だけでなく思考も同じで視野をせばめて窮屈な考え方をしていたと気づいた。

顎関節の構造を知ってから口が楽に空くようになり、ご飯を疲れずに食べられるようになった。 ほかの日常動作でも、もっと楽にできる体の使い方があるのでは?と思い箸の持ち方を気にしたり所作を丁寧に心がけたり、 無造作にやってきたことを大切に行うようになった。そして感じたことのない穏やかな気持ちを知った。

私はそれまで自分の体にコンプレックスがあって人に見られるのが嫌いだった。 レッスンを重ねるにつれて体が立体的になり、首、足や腕がすっと長く見えるようになって自分の体が好きになった。 安定した歩行ができるようになり、外反母趾の痛みが解消された。 以前はデジャブを感じることが多くて人生なんて繰り返しだなーと思っていたが、 一日を充実して感じるようになりデジャブがなくなった。

人と接する時に恐怖を感じたり防衛的になったり人に取り込まれてしまう感覚があったが、 徐々に自分を失わずに人と話せるようになってきた。自分の考えや感情を人に伝えやすくなった気がする。 レッスンを受けている時に、うまく歩けるようになると自然と顔がほころんでしまうことがある。 普段でも余計な体の緊張が減ったためか笑顔になる機会が増えた。

(N.Iさん、25歳)

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理学療法士(PT)の方のレッスン体験談

理学療法士(PT)の方のレッスン体験談

私は理学療法士(PT)として日々患者さんの練習のお手伝いをさせていただいています。私がアレクサンダー・テクニークを知ったのは新人の頃に職場の先輩に、自分自身の身体の使い方の相談をしているときに教えていただき、PCで検索しているとゆりこさんのHPにたどり着きました。

最初のレッスンの衝撃は今でも忘れません、とにかく驚いたのを鮮明に覚えています。その後アレクサンダー・テクニーク関連の書籍やゆりこさんからのレッスン、グループレッスンなどを受け現在にいたります。飽きっぽい性格の私が3年以上も続けられているのは自分でも驚きです。

アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けて私なりに大事だなと思うことは、抑制の重要性、つまり、“やめること”、これは言葉で言うと簡単ですが実践するのは凄く難しいです。私の場合、仕事上、人の身体に直接触れますので、そのときに私自身の身体の状態が凄く影響することで実感しています。というのも、私が余計なところに力が入っている状態で人の身体に触れればそれが伝わってしまうからです。そのため日々触れる際に一呼吸置いて、自身の身体の状態を確認してから触れるようにしています。そうすると、なかなか言葉で言い表すのが難しいですが、凄くいい反応になります。

また、これは、患者さんを視診するときにも凄く役立っています。余計なところに力が入って本来入るべきところに力が入っていない方が多く、そういったときに抑制を意識すると視診しやすくなるような気がします。また、私自身が楽な良い状態で触ると、私自身が疲れないということも言えます。そのため、以前は治療中に私自身の腰痛などを感じていましたが、最近はあまり気にならなくなってきました。

他にもアレクサンダー・テクニークを受けたことにより、時間がゆっくり感じられるようになり、何かゆとりのようなものも出来て、患者さんに対しても動作などを含め待てるようになりました。これは凄く役立っています。せかせかしても仕方なくなるようになるというか、そんな感じです。

アレクサンダー・テクニークを受ける意味と言うのは人それぞれによって違うと思います。また受け取り方も大きく違うと思います。私にとっては、アレクサンダー・テクニークによって身体が楽になることにより、仕事にも直接影響が出ました。これは、他の職業であっても同様ではないかと考えます。アレクサンダー・テクニークによって身体を見直すことによって、結果様々なことに良い影響が出ると思います。なので、身体の悩みを抱えていたりする方に特におすすめです。

(M.Y.さん 理学療法士 20代男性)

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無駄な緊張を自覚していくことで、歌のパフォーマンスに良い影響が出てきました。

無駄な緊張を自覚していくことで、歌のパフォーマンスに良い影響が出てきました。

私は歌手なので、発声への関心から、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受け始めました。単に、声の出し方の方法にとどまらず、ステージパフォーマンス全般に応用できそうな予感も、始める前にあった気がします。

最初の頃は、「自分を観察する」ことと「外からの刺激にすぐに飛びつかない」ことが一番役に立ちました。レッスンで感じる体の感覚は、日常に戻ると長続きしなかったけれども、観察に重点を置けたおかげで、ゆっくりレッスンを進めていくことが出来ました。

意外にも、自分の体に無駄な緊張が常にいっぱいあることを自覚していくだけで、数ヵ月後には、歌のパフォーマンスにも良い影響が出てきました。「腹から声 を出し」、「腰を入れてリズムを感じる」つもりで自分がやっていたことが、実際には、無用な緊張をたくさん作り出している、と徐々に分かっていくプロセス が、そのまま、唄うことの新鮮な楽しさと結びつき出しました。この頃の経験は本当に貴重なものになりました。

発声とか体の使 い方については、一年経ったいまも、「あっ、そうか!」と理解したつもりになっては、しばらくして、それが全然身についていない自分を発見したり、の連続 ですが、レッスンで感じた体の感覚や、体全体のつながり方のイメージを体験として持った上で、日常的に「すぐに飛びつかない」でいることは、ステージに立 つ時や、その他緊張状態の時に、自分にとって大きな支えになっています。

今後の課題としては、「すぐに飛びつかない」ことでできる余裕を、もっとアグレッシヴに活用したいなあ、と思っています。「さあ、やるぞ!」って衝動をダイレクトに行為に結び付けられて、しかも、無用な緊張を生まないでいられたらなあと思っています。

(ビトさん 歌手 神奈川県 34歳)

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楽器が変わったかと思うほど、よい音が出て驚きます。

楽器が変わったかと思うほど、よい音が出て驚きます。

レッスン中にギターを弾くと毎回、楽器が変わったかと思うほど、よい音が出て驚きます。実際には教室に預けさせていただいているギターは練習用で、家で弾いているものよりも安いギターなのにもかかわらずです。

しかし、毎回音の違いに驚くということは、まだまだレッスンを普段に生かしきれていないのだと思います。とはいっても以前とくらべると、演奏するのがだいぶ楽になったし、音も以前よりはずっとよくなりましたが。これからもっとがんばりたいと思います。

(A.Y.さん、ギタリスト(クラシック))

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