新年明けて、デビさんが来日した後、
ご無沙汰してしまいました。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
一月には、著書の最後の仕上げもしていました。
そして1月末にとうとう、本の見本が完成して送られてきて、
今、手元にあります。
『演奏がもっとラクになる アレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』
という題名で、ヤマハミュージックエンタテインメントから出版されます。
みなさんと対話しているようなつもりで、質疑応答形式で書きました。
よろしかったらぜひ、予約していただけたら嬉しいです。
演奏をする方はもちろん、
「私は演奏にはまったく縁がないんです」という方にも読んでいただけたらいいなと思っています。
アレクサンダー・テクニークはもちろん演奏に役に立ちますが、
演奏だけでなく、広くさまざまなことに役に立ちます。
ただシンプルに、生きていることに役に立ちます。
そして、何に応用するにしても、共通する原理があります。
とくに5章は、「結局、アレクサンダー・テクニークって何?」と銘打って、タイトルで、アレクサンダー・テクニークの原理や考え方について、
かなり踏み込んで書きました。
アレクサンダー・テクニークを長く続けている方も、始めたばかりの方も、ぜひお読みいただき、
自分にとってはアレクサンダー・テクニークってなんだろう?
自分はどのようにアレクサンダー・テクニークを身につけていきたいかな、
と考えるきっかけにしていただけたらうれしいです。
1章は、姿勢について
2章は、脱力についてや、手の使い方について
3章は、呼吸、見ること、体の癖について
4章は、人前に立つこと、感情とのつきあい方について
5章は、アレクサンダー・テクニークの原理や考え方について
具体例として、演奏のことを挙げていますが、
演奏と日常生活には共通する部分がたくさんあります。
演奏しない方も、おひとりおひとり、それぞれの日常にあてはめながら、
気になるところからぱらぱらと、読んでいただけたらなと思っています。
演奏する方も、演奏するときはもちろん、それ以外のときにも、自分らしく生き生きと生きる助けに、アレクサンダー・テクニークがなるといいなと思います。