ウォールデン湖に、ヘンリー・デイビッド・ソローさんに会いに

風の強い日でとても寒く、歩けないかもと思いましたが、一瞬日が差して寒さがゆるんだ時間帯があって、ソローの小屋のある場所まで歩けました。小屋があった場所に来たら、小屋自体は敷地の入り口近くに移っていてそこには印があるだけなのに、その小さな敷地に入ったら、なんだか暖かくなりました。


ウォールデンはどこにでもあるような、なんでもない湖。それがソローにとって意味があるものになっていた。誰もが、そんな場所を持っているはず。

というような言葉が、ビジターセンターに行くと、書いてあって、「あなたにとってのウォールデン湖はどこだか教えてください」と、世界地図に書き込めるようになって、世界中の人が自分の場所を書き込んでいました。

でも日本に書き込んでる人はまだいなかったので、自分が書き込んでみました。

小屋は1時にオープンして暖炉の火を焚いて、解説をしますと書いてあったけど、行ったら誰もいなく、寒いなか来たけど外から見て帰るしかないかなーと思いつつ、探したら事務所の奥から係員の女性が出てきてくれた。

「こんな寒くて凍ってる日だから誰も来ないかと思っていてごめんなさい」と言いながら開けてくれた。

ソローについていろいろ説明してくれて、そのなかで、「ソローは隠遁生活をしていたと思っている人が多いが、それは誤解。彼は自然のなかで過ごす時間を大事にし、一人の時間を大事にするのと同時に、社会の一員として生きることも大事にしていた」というような話をしてくれた。

ソローは奴隷制度に反対していて、奴隷制度を維持するために使われる税金を払いたくないと言ったために牢屋に入れられたこともあったとのこと。その経験をもとに、非暴力不服従という言葉の入った文章を書いて、ガンジーはその文章を読んでインスピレーションを受けたと、後で見せてもらった紹介映画のなかでガンジーの家族が話していました。

すごい。知らなかったな。

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