ある日のアレクサンダー・テクニーク・レッスンのなかで、
生徒さんが、「字を書くこと」のをやりたいとのことで、やってみた。
ペンで字を書くというのも、体全体の動きで、自分全体を使ったアクティビティ。
字を書くときも、足も大事。
手だけで書こうとすることによって、手に余計な力が入ったり、逆に力が入らなすぎたりしている場合が多いんですよね。足をつうじて地面からのサポートを受け取っていることを認識できると、適度な力を必要なだけ使えるようになるし、微細な動きもしやすくなったりします。
そんなふうに認識してみると、字もイキイキしてくるし、書いてて疲れなくなってくる。
「字を書くの苦手でコンプレックスで、字はなるべく人に見せたくない」と言われていたけど、最後のほうに書いた字は、とてもすてきになっていた。
認識が変わるだけで変わることって、ある。
さらに練習するともっと変わってくるだろうけれど。
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別の生徒さんとは、試験勉強のために英語を音読するのをやったり、
また、趣味のアクセサリー作りのアクティビティと、台所仕事と庭仕事をやったレッスンも。
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普通に日常を過ごす行為のひとつひとつが、今はやりの言葉で言うとマインドフルになってくると、疲れなくなってくるし、肩こりや腰痛の予防や改善につながる。そしてなにより日常が楽しくなってくる。
そのためには、ちょっとしたコツがある。
そのコツは、文章でどこかに公開するというような万人向けの方法でもある程度は伝えられても、限界がある。その人ならではの癖を、どう見直してみるか、ということとかかわりあっていることなので。