アレクサンダー・テクニークの、ほかのボディワークなどにない特徴のひとつは、
何か刺激になっていることとの関係性のなかで、体や自分自身をみていくことだと思います。
―重力との関係、持っているものとの関係、ほかの人との関係、
やらなくちゃいけないこと、やりたいこと、などなど、あらゆる刺激との関係を、見ていきます。
ワクワクするような、いい刺激もあれば、プレッシャーに感じられるような刺激もあるけれど、
刺激になるものやコトがあるからこそ、自分と出会い直すことができる——
そんな一面があるのではないでしょうか。
刺激に圧倒されるのではなく、刺激の中でも「自分の軸」を感じられるように。
日常や趣味、仕事がより楽に、より充実したものになるために、
アレクサンダー・テクニークはきっと役に立ってくれるはずです。
からだ、動き、心と体のつながりについて、具体的にどんなことができるのか。
その探究を、みなさんと一緒にしていきたいと思います。
【こんなことを見ていきます】
・日常のちょっとした動き(物を持つ、歩く、かがむ など)
・人と関わる場面(話す、聞く、人を援助する など)
・人前で何かをするとき
・PC作業や「見る」という刺激への向き合い方
・楽器演奏やパフォーマンス など
その場に集まったみなさんが興味のあることを、ひとりひとり、そして一緒に見ていきましょう。
対面の日と、オンラインの日を設けます。(オンラインの日は短時間となります)。
【対面の回】
・10/7 (火)10:30~13:00 東京都文京区 音出しは不可
・10/22(水) 10:20~12:20 東京都文京区 音出し可能、セミグランドピアノ有
・11/1 (土)13:30~16:00 東京都文京区 音出し可能、セミグランドピアノ有
・参加費:1回6,000円、2回参加11000円、3回参加16000円 定員:各回9名
対面ワークショップならではの、教師による繊細なハンズオンのサポートと、 参加者同士の存在のサポートによって、 自分の可能性を、いつもより深く知る時間になるでしょう。
2日目、3回目は、前回の内容を復習しつつさらに深めていき、応用していきます。
連続参加も、どこか1回の参加も、どちらも歓迎します。
2日目(10/22水)は、セミグランドピアノのある、音出し可能な会場で開催します。ピアノや他の楽器演奏にアレクサンダー・テクニークを活かしたい方は、ぜひどうぞ。ご希望の方は楽器等をお持ちください。
会場の詳細についは、お申し込み後、お知らせします。
→お申し込みはこちら
【オンライン】
・10/14(火)20:00~21:30
・10/30(木)20:00~21:30
・参加費:1回3800円、2回参加7000円 定員:9名
オンラインの回も、いま、ここにある自分の体に気づきを向け、丁寧に動くことを中心に進めていきます。それぞれの方にヒアリングしながら、無理なく、その人のそなわっている自然な動きが出てくるようにガイドします。夜になりますが、一日の疲れをゆるめて、よい眠りにつける準備となるでしょう。
→お申し込みはこちら
【オンライン・ワークショップ参加者の感想】オンラインだけれど、画面にくぎづけになるわけでなく、丁寧に自分の体を体験する時間を持てました。 一つ一つ、すごくシンプルなことを一緒にやるのですが、それがひとつひとつ次に続いて積み重なっていって、最後は、なんだか全身がすごくつながっている感じになりました。こんな簡単なことをやっても何になるのかな?というようなことを、無理なくやっているだけなのに、無理がないまま、全部がつながった状態に誘(いざな)われていました。 私が見てもらった、ナイフのアクティビティも、「じゃあ、いったんナイフを下ろしてみましょう」と言われて、ひじの回転を触りながら見ていくという、すごくシンプルなことをやっただけなのですが、その後のナイフワークが、いつもと凄く違って、とても楽でした。 全体が、体感を通して丁寧に「体験を体験する」という時間でした。 日常でもセルフ・ワークをしているけど、ワークショップの場合、ひとりでやるとき以上に、たっぷり時間をとって、自然に「今は体験を体験する時間」と、なるのがいいですね。 「頭を動かすと、こっちが見えますね」というように、言葉での説明ではなく体験を導いてくれることで、プライマリー・ムーブメントが引き出されて、自分のなかの自然が、自然に見つかる、そんな時間でした。 (Nさん 50代女性) |
【講師について:石井ゆりこ】
20歳のときにアレクサンダー・テクニークに出会い、自分のために6年ほど学んだ後、京都にて計1600時間(4年間)のトレーニングを経て、1999年に教師認定(ATI)を受ける。その後米国ボストンのAlexander Technique Center at Cambridgeで学びました。
自分自身でいること、痛みや不調、対人緊張などに悩む方、介護職、対人援助職の方、また音楽家や表現する方々などをサポートしてきました。 ご自身の気づきと無理のない変化に寄り添っていくワークをしていきます。 このワークのシンプルさと奥深さ、何にでも応用できる柔軟さに魅せられています。
国立音楽大学非常勤講師。早稲田大学エクステンションセンター講師
新刊好評発売中『演奏がもっとラクになる アレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』(ヤマハミュージックエンタテインメント)
『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク』(ヤマハミュージックエンタテインメント )
『無駄な力がぬけてラクになる介護術』(誠文堂新光社)
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