アレクサンダー・テクニーク教師&トレイニーのための
テーブルワークやチェアワーク、ハンズオンを中心としたクラスをやりたいと思います。
フランク・ピアス・ジョーンズは、FMアレクサンダーが発見したことの、2番目に大事なことは、手を使って使える方法を発見したことだと言っていました。
そのことをあまり言及している人が少ないのは、アレクサンダー・テクニークが治療や施術とは違うものだとはっきりさせたいという意図なのだろうなと思います。
また、言語化することがむずかしいということもありますね。
でもあらためて、やっぱりハンズオンは大事だなと思います。
たとえばデビやトミーや、ボストンの先生方のハンズオンには、無理がないのに(無理がないからこそ!)パワフルで、かつ繊細。
そして、尊重されていることを実感でき、自分をより信頼できるようになるハンズオン。
ハンズオンは、私が持っている情報を相手に手渡すだけでなく、同時に受け取っている。
触れることは、触れられることもある、ので、
触れることによって、自分自身も、変化してしまう。
そのように変化することに対してオープンでいるのは、
まさに、インヒビション=抑制のプロセスだと思います。
落ち着いていながら、オープンでいる。
抑制と、探求のプロセス。
それぞれその人らしいワークを深めることができるために、よかったらご一緒に探求しましょう。
デビがよく言っていた
「手は最後」
「1時間半その格好で居られますか?」
-実際に1時間半居ろということではなく、それくらい無理のない姿勢ということ
などについても、
ご一緒に探求しましょう。
「手は最後」なので、「手の使い方」を学ぶというのとも、少し違う。
つまりは自分のbeingの質について。
そして、それを、ティーチングにどうつなげていくかについて。
そんなことについてのクラスにしたいと思います。
実践のなかで学び合うーそのサポートができたらと思います。
よかったら、なんでも質問してください。
お互いに、発見しあう時間になればと思います。
東京 3月5日(水)14:30-16:30
参加費:3人以下なら7000円
4人、5人 6000円
6人以上集まれば 5000円
3月後半もやろうと思います。
ご興味をお持ちの方は、ご一報ください。
大阪 3月22日(土)23日(日)10:30-17:00
詳細が決まったらお知らせします。
ご興味を持ちの方はご一報ください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
以下は、もうすぐ出る私の著書のために書いた、ハンズオンについての一節です。
* * *
アレクサンダー・テクニークの教師は、生徒さんと対話しながらレッスンを進めていきます。教師が生徒さんに触れるのも、言葉ではない対話です。
体を正しい位置にもっていこうとしているわけではなく、手を通して生徒さんの体の中の流れに耳を澄ませています。その触れ方は「何もしない手」とも言われ、生徒さんが自分自身に繊細な注意を向けることをサポートしています。
そのとき教師は自分の中心にいることで、「やりすぎをやめていくプロセス」を生徒さんと共有します。すると、生徒さんもよけいな雑音がない状態で自分への気づきを深めることができるようになり、自然な変容が起こりやすくなります。
アレクサンダー・テクニーク教師は「体の専門家」とはちょっと違うと私は考えています。むしろ心身について探求するときの「伴走者」だと思っています。教師だからといって何でも知っているわけではなく、知らないことはたくさんあります。
しかしアレクサンダー・テクニークにおいては、教師が「知らない」ということがデメリットにはなるとは限らないのです。未知なことにどうアプローチするかを訓練しているのがアレクサンダー・テクニークの実践者であり、教師だからです。
* * *
ではでは、
また近いうちにみなさんとお会いできたらうれしいです。