背泳ぎと首の自由さ (あごの自由さ)

常連の生徒さんのお母様、80歳ぐらいの方の、2度目のアレクサンダー・テクニーク・レッスン。きっかけは、足を怪我したあと、めまいがするようになったこと。前回から1か月ぶりに、今日来られたら、自然に背筋がシャンと伸びて、顔色もよくお元気そう。趣味の水泳も再開したそう。

とくに背泳ぎが好きなのだけど、お友達から、背泳ぎは首に負担がかかるから、めまいがある人はやめたほうがいい、と言われて以来、やめてるそう。それで多少フラストレーションがたまっているらしい。

背泳ぎが首に負担がかかるかどうかは、どう、やるかによる。
たとえば、あごをひこうとして、ぎゅっと首を縮めているか、それとも自然に首が伸びて、それによってあごが自然にひけているか…。
そんなことをお伝えして、

その方に背泳ぎの動きをやっていただいたら、その方の場合、腕を伸ばしていくときに背骨と胴体が伸び、むしろ首が解放される助けになっていた。

気持ちよく泳いでいる人の場合、自然とそうなる。
怖い、と思いながら無理に動かすと、首を縮めながら動かすことになって負担がかかることはあり得るけれど。(→ そういうときは、首がラクに伸びていくことを思うと、怖くなくなったりすることもある。)

その方には、プールに行けないときは、床で仰向けになって、背泳ぎの動きをしてみるのもいいですね、と言ってみた。(そのとき本を枕にすると、あごが上がらずに済む)。

そして、立って、天井を目指すつもりで、背泳ぎの動きをやってみる、というのもやってみた。

そして、手を天井に向けて伸ばすのと同時に一歩づつ前に歩く、というのをやってみた。
 
この場の、彼女とのやりとりのなかで即興で出てきたワークだけど、
やってみて、この方に合いそう。

これも、この方に合いそう。
朝起きたとき、ちょっと腰が痛かったり、ふらふらすることがあるとおっしゃるので、そんなときに、よかったら試してみてください、と言ってみる。

楽しいレッスンになりました。

 

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