もうすぐ選挙。
「選挙フェス」と三宅さん

「選挙フェス」と三宅さん

このあいだ渋谷ハチ公前で、候補者のミュージシャン 三宅洋平さんが主催する「選挙フェス」があると聞いて、覗いてきました。
かなり人がいっぱい、盛り上がっていた。
応援する仲間も音楽関係者が中心なだけあって、まず音がいい。うるさくない。
気持ちのよい音楽のあと、出てきた三宅さんは小柄で、緑色の野球帽と、Tシャツに半ズボンという格好。

自分の名前を連呼したりはせず、「お願いします」も最後の一回を除いて言わず、

「選挙は闘いじゃないんだ。
国会を、話し合いの場に戻したいんだ。
みんなで国会に行こう。」

と言っていた。
そして、ギターを弾いて歌を歌ってくれた。

そのときは、話は短かったけれど、ほかの回を、You Tubeの映像で見たら、
毎回違う話をしていた。

わかりやすく伝えようとは、していなくて、
「争点はここだから、これを伝える」とかじゃなくて、
今までいろいろなところに行って見てきたこと、聞いた話、考えたことを全部、
そのなかから、その場との呼応で出てきたことをしゃべってる。

そこが信頼できると、私は感じた。
上から目線じゃなく、対話を大事にする、というのが言葉だけじゃなく、
有権者、市民のひとりひとりを信頼していると伝わってきた。

34歳。新しい時代の、新しいタイプの候補者だと思った。

そして、選挙に立候補するずっと前から、考え続けて、
音楽家として日々、生きながら、社会のことを勉強しつづけてきた人だと感じた。

政策ビジョン
①文化を最大の輸出品に!
②復興は補償から
③除染から廃炉ビジネスへ
④送電線から蓄電技術へ
⑤消費増税より金融資産課税を
⑥大規模農業から家庭菜園へ
⑦官僚主権から住民主権へ
⑧破壊の公共事業から再生の公共事業へ
⑨憲法9条を世界遺産に

三宅洋平オフィシャル

勝手に応援しているボランティアによる三宅洋平さんの今までの演説書き起こしと動画 (「伝説の」という大袈裟なタイトルは私好みじゃないけど、手間のかかる仕事、とてもありがたい。)

緑の党から立候補した理由(過去ブログより)

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リンドグレーン

リンドグレーン

『長くつ下のピッピ』『やかまし村の子どもたち』シリーズなどで、子どものころ大好きだったリンドグレーン作の映画『ロッタちゃん』をこのあいだ見てから、リンドグレーンのことをもっと知りたくなって、図書館で本をいくつか借りてきました。

『平和をつくった世界の20人』という岩波ジュニア新書にも、リンドグレーンのことが載ってました。子どもたちと動物のために声をあげた人とのことで。

リンドグレーンは、工場のような動物の飼育を非難する記事を書き、それによって、スウェーデンでは1988年に動物福祉法という法律が成立したそうです。それは、詰め込みすぎのケージや飼育小屋、電気ショック棒の使用を禁止し、動物がそれぞれの種にとって自然な状態で暮らせるようにすることを求めたものだそうです。

また子どもたちに対する暴力(いわゆる体罰)に反対するメッセージを発し、その影響によってスウェーデンでは親が子どもに体罰を加えることを違法と定められたそうです。

すごい、知らなかったな~。

「子どもたちの態度が、暴力ではなく愛によって育まれているのなら、私たち皆にとって喜ばしいことです。なぜなら、政治家たちの人格ですら、五歳以前に形成されるのですから。」

「私たちが望んでいるのは、世話がよくゆきとどいた健康な動物たちが、人間を友だちとして見てくれることで、私たち人間を見た時に恐れてしりごみをしないようであってほしい、ということだけなのです。また、政府の高官に望むのは、家族経営の農業を立ち行かなくさせるような法律を通さないでほしいということです。政府は家族経営の農業を支援すべきなのです。」

いまこそ必要なメッセージだなあ。

「ピッピ(=長くつしたのピッピ、リンドグレーンが書いたお話の主人公)には並はずれた力がありますが、その力を誤って使ったことは一度もありません。それがとても素晴らしく、たいそう難しいことだと思うのです。」

これを書いたあと、リンドグレーン作『わたしたちの村で』という小説も知って読んだ。これも、とてもよかったなあ。少し大きくなった子ども&大人向きで、一番読みでがあるかも。
子どもと動物と大人のかかわり合い興味がある人におすすめ。

写真はスウェーデンのお隣フィンランドの、ヘルシンキ郊外の牧場より。

2014-09-02 15.03.43

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ひさしぶりの雪かき
映画「スケッチ・オブ・ミャーク」

映画「スケッチ・オブ・ミャーク」

ひさしぶりに、観た映画の投稿です。
(映画自体はもっといろいろ観ていたのですが…
映画、というカテゴリーがこのブログにあったこと、ひさびさに思い出しました(苦笑))

ドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・ミャーク」を、逗子のシネマ・アミーゴに観に行ってきました。

友人が、この映画が気に入って何回も見た挙句、映画の舞台の宮古島まで行ってきた、と言っていたこともあって、気になっていました。

とてもよかったです!

宮古(ミャーク)の、神様に祈りを捧げる女性たちの唄が中心の映画です。
50代の女性たちのなかで、くじびきで神官に選ばれた人が、神に捧げる特別の歌を受け継ぎ、神事を取り仕切る。参加するのも女性たち中心。

映画を勧めてくれた友人も50代の方でした。
50代の女性というのはたしかに、日常とは少し次元が違う世界にパワーを発揮するのにふさわしい年代なのかもしれません。

神官はくじびきで選ばれるのだけど、「数日前に夢を見たので覚悟していたよ」と、それぞれの元神官の方が当たり前のように言っていたのも印象深かったです。

なんだか、神様のいる世界と、現世的・”現実”的な世界の行き来が、すごく自由な人たちという印象です。
昔はどこでも、そうだったのかな?

映画には、90代の男女の唄い手さんたちもたくさん出てきました。100歳代の方も!
ふだんはお百姓さんだったりする方々です。
みなさん現役で、朗々とした声で、すばらしい唄を唄う。
スピリットがこもっているのはもちろんのこと、音程やリズム感も、年をとって衰えるなんてことは一切ない感じ。歯がないおばあさんも、すばらしい唄を唄っておられました。

そして唄っているときも、踊っているときも、歩いているときも、体の使い方がとてもきれい。
腰が少し曲がったおばあさんも、その腰の曲がり方が、とてもきれいでした。

映画 ”スケッチ・オブ・ミャーク” 公式サイト

私、石井ゆりこの、アレクサンダー・テクニークlittlesoundsのサイトはこちら

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