わくちんとの出会い

わくちんとの出会い

私のホームページをデザインしてくれている人は、わくちん というのですが、彼女は京都に住んでいます。
私が京都のアレクサンダー・テクニックの教師養成トレーニングに在籍していたときに、ひょんなことで知り合って友達になりました。私が教え始めて、ほぼ、練習台に近いような形でレッスンをさせてもらったら、彼女はたいへんアレクサンダー・テクニックに興味をもってくれました。そして私が卒業して、教え始めるとき、彼女もちょうど、勤めていたデザイン事務所から独立しようとしていました。6年前のことになります。まだホームページも今にくらべると全然普及していなかったころですが、「自分のホームページができたらいいかもな?」と思いつき、わくちんに頼んでみました。二つ返事でひきうけてくれて、思っていた以上にすてきなページができあがりました。

お互い、それを「仕事にする」ということがどういうことか、よくわからないまま、手探りではじめていました。

でも、今ほどネットが普及していなかったときにも、アレクサンダー・テクニックのような、一般的にあまり知られていないものをやるには、ホームページがあることが、必要な人に情報が届くためにとても役に立ってきました。私自身もわくちんも、インターネットにそういう役割があることを、そんなに自覚しないではじめたのでしたが。。なので、意外とインターネットを通じて問合せをくださる人がいるのに、二人とも驚いたりしていました。

そして勉強家のわくちんは、めまぐるしく技術革新するインターネットの世界にきちんと対応してくれて、とても助けられています。たいへんな労力だと思います。わくちんと出合わなければ、私の仕事も全然違ったものになっていたでしょう。

その後、私は生まれ育った東京に拠点を移しましたが、ウェブの仕事はわくちんにずっと続けてもらっています。

今回、わくちんが東京の私のうちに来てくれて、いろいろ話をすることができました。話だけでなく、ギターを弾いて一緒に歌ったり、ひさしぶりにゆっくりすることができました。

最近、事務的なやりとりばかりになりかけていたので、ひさしぶりに、そういう時間を持てて、お互いへの信頼を取り戻せた感じで、とてもよかったです。
やはりビジネスでも何でも、人間同士の生身のつきあいって、大事ですね。

Share Button
絵を描く猫
アメリカに行ってきました。
ニューヨークから先生が来日!

ニューヨークから先生が来日!

ニューヨークから、アン・ワックスマンというアレクサンダーテクニックの先生が来日しています。彼女はもう20年教えているベテラン先生です。
来日は、3回目ですが、前の来日は9年ほど前でした。

今朝、彼女のレッスンを受けてきました。
なので、ぼーっとしています。

アレクサンダーテクニックのレッスン受けたはじめの生徒さんがよく、「眠くなる」とか「ぼーっとしてしまう」と言うことがありますが、それを、ひさしぶりに体験しています。

アンさんから習ったことについては、できれば後でもう少し書きたいです。

Share Button
「お父さんのバックドロップ」

「お父さんのバックドロップ」

「お父さんのバックドロップ」を観ました。中島らもさん原作、宇梶剛士さん、神木龍之介くん主演の映画です。中島らもさんは、実は昔好きでけっこう読んでました。、まだらもさんが長い小説を書き始める前で、コピーライターとしてや、エッセイを中心に書いていたころで、笑いを追及しているんだけど、弱者に対してや、自分の弱さに対していとおしむような笑いなのでした。しょうもない人物ばっかりなんだけど、生きている、という感じで。で、とうとうらもさん死んでしまいましたけど。

映画とてもよかったです。80年代の大阪の下町という設定になっているのですが、その「80年代」がすごくていねいに作りこまれているのもよかったです。文化住宅(アパート)や、焼き肉屋や、町並みや。。

私は80年代はじめは、主人公の男の子と同じ10代でしたが、郊外に住んでいたのでどっぷりそういう雰囲気につかって生きていたわけではないけれど、でもやっぱりなんだか映画を観て、子どもの頃の原点・的な風景を思い出し、ちょっとその頃に帰りたくなってしまいました。渋谷の映画館の外に出て、「どうしてこんなに風景が変わってしまったんだろう?」と、一瞬愕然としてしまいました。

お父さんがドサまわりのプロレスラーなんですが、子どもと話しているシーンで、
「なんでお父さんはプロレスやってると思う?」
「プロレスが好きだからでしょ!」
「いやちがう、当番だからだ。学校だって、みんなが花の世話ばっかりやっているわけには行かないだろう? トイレ掃除をやる人だって必要だ。それと同じだ」
と言ってたところが、よかったです。
でも子どもはその言葉を聞いているのかいないのか、「お父さんは、僕よりプロレスのほうがずっとずっと好きなんでしょ!」と、怒ってしまうのですが。

はじまりとエンディングの字幕が全部イタリア語なのがおかしかったです。李闘士男監督がイタリア映画が好きで、「この映画はイタリア映画にしたかった!」そうです。
たしかに、イタリア人にも観てもらいたいな。
庶民的などろくささを、おしゃれに描いているところは、たしかにイタリア映画に通じるような気がします。

Share Button