ミツロウワックス塗り

ミツロウワックス塗り

ミツロウワックス写真は、玉川学園の天然酵母パン屋リトルトリー名物の黒五パンにバターとはちみつを塗ったところ

に、とてもよく似ているのだけれど、

そうではなくてスポンジにミツロウワックスを塗ったところです。

鵠沼の家の床先週、新しいうちの床にやすりがけをして、ワックスを塗ってきました。

ミツロウワックス塗るすでに床は磨いていてくれてたみたいだけれど、無塗装の床ゆえ、ところどころ木のささくれがあって、素足だと、小さなとげがささりそうだったので、念のため。
「ごしごし洗いすぎたのかもしれません」と、不動産屋さんは恐縮していた。

ワックス塗りといえば、小学校時代を思い出します。
一学期に1回ぐらい、大きな缶に入った白いワックスを塗ってみんなで拭いて、その後教室は数時間、立ち入り禁止になるんだけど、その前にだれか必ずすべって転ぶ人がいたな。

あのワックスは石油系、シンナー系のにおいがしたけど、このミツロウワックスはほとんど無臭に近いかすかないいにおい。
木の床も喜んでいるような気がして、気持ちよかったです。

荷物を運び入れて引越しをする前にこういう作業ができたのは、心の準備のためにもよかったです。
だんだん、新しいうちに住む実感がわいてきて、楽しみになってきました。

大家さんが、私たちがワックスがけをしてたら、コーヒーをいれてきてくれ、帰るときには庭に成っているキュウイをくれました。

お店には売っていないような、小さくて固くてすっぱいキュウイでしたが、とてもおいしかったです。

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日食の日を海で過ごす

日食の日を海で過ごす

きのうは朝から雨降りで、海に行くような天気じゃなかったのだけど、葉山の海に行ってきました。「こんな日に海に行く人なんているかな?」「海の家もお休みでは?」と言いながら。

葉山は、山のほうには霧が深くかかっていて、ちょっと幻想的でした。
海岸に着くと、むこうの岩場のほうに人がぞろぞろ歩いているのが見えて、何だろう? とそちらに行ってみました。するとそれは自然観察にきた小学生たちでした。
先生が「ここにいわしの大群がいるぞ~!」「こっちにはしらすの大群だぞ~!」なんて言っていて、子どもたちは夢中で魚を探しています。

私は前にここに、スノーケリングに来たことがあるのです。(ひとりでは怖いので、スノーケリング教室に参加したのです。)そのときは泳げるぐらい水深が深かったのに、今日は岩肌がむき出しになっています。

新月なので引き潮が大きいのですね。

私たちは子どもたちに少し遠慮して少し離れたところで、でも岩肌を裸足で歩くのが気持ちよかったです。足元ではヤドカリ達やカニ達が、どこかに行こうとあちこち移動しようとしています。
小さい動物たちが、あまりじっとしていないのは、何か異変を感じていたのかな?
空でも、トンビなどの鳥が、上に行ったり降りてきたり、いそがしく飛んでいました。

もともと曇っていた空はさらに暗くなってきました。
小学生たちは空を見上げることもなく、魚探しに夢中です。

雲と霧が分厚かったので、太陽がどこにあるかもわからず、日食めがねを使うチャンスはありませんでしたが、でも見えなくても、何か大事なときに立ち会ったような気がしました。

相方は「昔から日食は見てはいけない、と言われているらしいことを思うと、雲と霧が隠してくれて、見えなかったのは、何かほっとしているところもある」と、言っていました。

「八王子では見えたそうですよ」と、そこで会った人が言っていました。

まだ、資料にある日食の時間は続いていましたが、私たちは海の家に移動しました。書いてある時間より早く、明るくなってきたような気がしました。
海の家で、おいしいカレーを食べて、日食の願い事をしました。

日食が終わると、心持ちあたたかくなってきました。
私は朝、天気が悪かったので水着を持ってきませんでしたが、
海にはサーフィンやボディーボードをやっている人たちがいました。
波は穏やかでした。

私もいつかサーフィンができるくらい、海に慣れ親しめればいいなあ。
少しづつでも海が怖くなくなることが、今後の人生の目標のひとつです。

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夕方には葉山を去って都心に出て、目白で、アレクサンダー・テクニークの仲間とひさしぶりに食事をしました。

目白は、私が東京に帰ってアレクサンダー・テクニークを教えはじめたばかりの頃、目白に学校ができて、そこの学生だった友人たちといろいろ意見をたたかわせたり、学校に手伝いに行ったり、プライベートでも食べたり飲んだりして、思い出深いところです。

今は学校もないし、仲間とよく行った韓国料理屋も火事になってなくなってしまったけど、でも、目白の空気には、なにかを思い出させられる感じです。

きのうは食事の後で、道の真ん中に立っている大きな木のところで、通行人のおじさんに頼んで、みんなで写真をとってもらいました。

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そういえばきのう会った人たちに、日食の前の数日間、精神的にちょっと不安定だった、と言ったら、「自分もそうだった」といった人がそこにいた半数の4人ぐらいいました。

人間もやっぱり、何か感じるのかもしれないですね。

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あしたは日食/トカラの映画

あしたは日食/トカラの映画

今日は涼しいですね。
私は数日間、蒸し暑さばてをしていたので(湿度が高いのはどうも苦手で)、ありがたいです。

あしたは日食ですね。
私は休みを取って、日食メガネを買ってしまいました。
でも、いろいろな土地の先住民の人たちの言い伝えでは、「日食は絶対に見てはならない」と言われている場所も多いらしくて(ネイティブアメリカンとか、グアテマラの先住民とか、インドとか、、)観ないほうがいいのかな?

でも、明日の天気予報を見ると、沖縄以外は曇りらしくて、見えないかもしれません。
見えなくても、何か感じることがあるだろうか?

皆既日食が見えるという、トカラ列島には、この時期ツアーでしか行けないそうです。
ちょっと気になって調べてみたら、1週間で38万とかいう値段だった。高い~!

別に豪華な食事を食べたりするわけじゃ、全然なさそうだけれど、
小さな島だし、台風の影響も大きくて、大きな船が接岸できないので日を分けて人を運ばないといけないし、島のトイレや水も、日食の観光客用に鹿児島などから運んでこないといけないらしいので、高くなるのかなあ?

トカラの7つの有人島のうちには、さんご礁でできた島もあって、その島は水はけがよすぎて雨が降ってもしみこまないので、水の確保は雨水タンクを各家が持っていて、やっているそうです。

7つの島全部あわせて、人口637人しかいない島だそうです。

そこに観光客が一度に来るのだから、大変だろうけれど、
よい感じで日食の日を迎えられるといいですね。

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そのトカラ列島に関するドキュメンタリー映画の上映会があったので、このあいだ観に行ってきました。月一で、銀座吉水という旅館でやっている姫田忠義監督の上映会です。

(姫田監督の映画は、去年、「イヨマンテ」という、アイヌの熊送りの儀式についての映画を観て、とても感銘を受けたので、また観たいとずっと思っていたのでした。主観をまじえないで丁寧に長まわしで撮っている映画です。)。

トカラの映画は、2本の木を張り合わせて作る伝統的な丸木舟を数年ぶりに作っているところが出てきたり(二人の人が協力しあって鋸で木を切っていた)、海辺で海水を汲んできて、海水をにがりの代わりに入れて豆腐を作っていたり、でも小さな島なのに、野生の牛がいたり、牧場もあったりして、とても興味深かったです。

素朴なすてきな島でした。

私は今年はじめ、初めてハワイに行く機会にめぐまれたり、数年前には台湾の南の端の蘭翔島(ランユイ島)に行く機会があって、”環太平洋海洋文化”に最近興味があるのです。

私はあまり海に親しんで育ってこなかったし、海のことをあまり知ってこなかったのだけれど、日本は島国だし、ご先祖は、海と切り離せない暮らしをしてきたんだろうな、と思います。日本人は農業をしてきた、ということは言われているし、農業は大切だけど、農だけでもなかったんだろうな、と思って。

それだけじゃなく、海を通って、南の方や北の方に、いろいろでかけて交流しては帰ってきたんだろうな。

映画上映会には姫田監督もいらしてて、上映後にお話をしてくれて、質疑応答に答えてくださいました。昭和3年生まれというからもう81歳! 張りのある声でとてもお元気でした。謙虚で、自分のやりたいことと自分の限界を両方知っている人、同時に、人のフンドシで相撲を取らず、伝えたいことをはっきり言葉にする人、という印象でした。

ただ、上映会に来ていたほかの方々が(団塊の世代ぐらいの方が多かった)、映画と直接関係のない社会や政治の批判とか、今の若者達は頼りない、農業などをやったって長続きしないだろう、とかいう批判とか、質疑応答タイムにそういう話をする人が続いて。。映画やトカラに関する話をもっと聞きたかったのに残念だったな。(監督は話を何度かトカラのことに戻そうとしておられたけど、少しの間しか戻らなかった。。)

この世代の人たちって、不満を表現することが原動力になる世代なのだろうか?

私も質問をすればよかったのでした。次回参加する場合は、がんばろう。

9月には姫田監督たちが主催する、山村会議、というのが美濃郡上であるそうで、ちょっと気になっています。会議、と言っても机上の会議ではなく、山や川と共存する伝統的な暮らしを、班に分かれて体験したり、おばあさんのお話を聞いたりするそうです。

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トカラ、いつか行きたいです。

あしたは、湘南の方の海で、見えるか見えないかはともかく、日食を迎えようかな。

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