『演奏がもっとラクになる アレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』

「手放す」ことで、もっとうまくなる!
みなさんと対話しているようなつもりで、質疑応答形式で書きました。ご自身でやってみてほしいワークもたくさん載せました。

表紙画像:石井ゆりこ新著『演奏がもっとラクになる アレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』
  • 単行本: 175ページ
  • 出版社: ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
  • 言語 日本語
  • ISBN-13: 978-4-636-10874-3
  • 発売日: 2025/3/10
  • 価格: 2,200円(10%税込)


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著者メッセージ

 

前著『演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク ~からだを使うのが楽になる~』の刊行から10年を経て、ようやく続編を書き上げ、みなさんにお届けすることができるようになりました。

25年間教えてきたことの集大成をこの本に込め、みなさんと対話しているようなつもりで、質疑応答形式で書きました。
ご自身でやってみていただきたいワークもたくさん載せました。

演奏をする方はもちろん、「私は演奏にはまったく縁がないんです」という方にも読んでいただけたらいいなと思っています。

アレクサンダー・テクニークはもちろん演奏に役に立ちますが、演奏だけでなく、広くさまざまなことに役に立ちます。
ただシンプルに、生きていることに役に立ちます。
そして、何に応用するにしても、共通する原理があります。

5章で、「結局、アレクサンダー・テクニークって何?」と題し、タイトルで、アレクサンダー・テクニークの原理や考え方について、自分なりに掘り下げて書くことができました。10年前には、アレクサンダー・テクニークの考え方の奥深さを、まだ自分なりの言葉にするのが難しかったので、今回書けてうれしく思います。

アレクサンダー・テクニークを長く続けている方も、始めたばかりの方も、ぜひ、自分にとってはアレクサンダー・テクニークってなんだろう? 自分はどのようにアレクサンダー・テクニークを身につけていきたいかな、と考えるきっかけにしていただけたらうれしいです。

石井ゆり子

【自分の可能性を発見するユニークなレッスン】

Q「息が続きません」
A「空気の通り道を邪魔しないことが大事です」

Q「よい姿勢が保てません」
A「緊張がゆるむことが、よい姿勢の第一歩です」

Q「脱力がうまくできません
A「『脱力』といっても力をゼロにするわけではありません」

Q「立っていると方や背中が痛くなります」
A「ひざをゆるめて立ってみましょう」

Q「長く座っているのがつらいです」
A「座るまでの動きを見てみましょう」

【目次】

Lesson 1 姿勢って、むずかしい?

1 どんな姿勢を目指したらいい?
2 よい姿勢が保てません
3 「上から吊り下げられている」のがよい姿勢?
4 立っていると肩や背中が痛くなります
5 長く座っているのがつらいです
6 猫背が気になります
7 歩いているうちに前屈みになります
8 反り腰が気になります
9 気づくとあごを噛みしめています

Lesson2 動きが変われば演奏は楽になる?

1 脱力がうまくできません
2 遠くの鍵盤を弾くと腰が浮いてしまいます
3 つい手元を見てしまい姿勢が悪くなります
4 弦を押さえるとき体が縮こまります
5 ピアノを弾くときに肩が上がってしまいます
6 手が小さいのが悩みです
7 小指の力がうまく使えません
8 弦を押さえる手が痛くなります
9 ヴァイオリンの構えや運弓が安定しません
10 足を使う演奏で上体が不安定になります
11 ペダルを踏む足が痛くなります

Lesson3 からだの使い方で練習は変わる?

1 息が続きません
2 声や音が遠くまで届きません
3 歌うときに音程が不安定になります
4 音の強弱をつけようとして力んでしまいます
5 リズム感をよくするには?
6 難しい箇所を練習するときのコツは?
7 譜読みで目が疲れます
8 楽器や楽譜が重くて苦労しています
9 痛みが起こるのが怖いです
10 体の癖はどうしたら変えられる

Lesson4 人前でパフォーマンスするときのヒント

1 練習時間が限られていて焦りがちです
2 緊張して普段どおり演奏できません
3 緊張したときの体の反応は止められない?
4 舞台でどこを見たらよいかわからなくなります
5 自分の感情に振り回されてしまいます
6 評価が気になります

Lesson5 結局、アレクサンダー・テクニークって何?

1 「アレクサンダー・テクニーク」という言葉の由来は?
2 「抑制」とはガマンすること?
3 頭と背骨はそんなに大事?
4 首を楽にするとよいのはなぜ?
5 「目的や結果にフォーカスする」のはよくない?
6 「よい感じ」はどうしたら維持できる?
7 「ボディ・マッピング」とは?
8 気功や太極拳、マインドフルネス、ヨガとの違いは?
9 レッスンでは何をする?
10 先生はレッスン中に何をしている?
11 先生によって教え方は違う?
12 アレクサンダー・テクニークはひとりでも学べる?


読者からの感想

「何度も何度も、繰り返し先生の言葉を自分の中に染み入らせるように追っています。
わかりやすくて、楽しいです!
アレクサンダーテクニークのつかみどころのない正解についての捉え方、見方?というのも、ストンと心に落ちてきます。
これからも、長く探求していきたいな ~と
改めて感じました。
先生が実践されて体感されたことの積み重ねがたくさん詰まっていますね!
贅沢な一冊だな~と感じます。」

(S.A.さん)


「やった感を目指さない。これは『やりすぎをやめる』ということに焦点をあてているからです」。

「『よい姿勢』は自分を型にはめることではなく、無理のない体の使い方をしていると結果として現れるものです。すると背骨も上に向かってゆるんで伸びていきます」。

「頭、首、あご、それぞれの『居場所』」

「体の動きについての描写がたくさんありますが、これは地図のようなもの、あくまで道案内のひとつです。実際の体はとても精密にできているので地図には描ききれません。ですからみなさんが地図を参考にご自身の体と動きの現地を探求してみてください」。

これらは、私が『アレクサンダー・テクニーク実践のヒント48』の中でフセンを貼ったところですが、実は読み進めると全部のページに付箋を貼りたくなってきて、貼るのをやめました。でもなんというか、アレクサンダー・テクニークのことを伝えてくれていながら、とてもゆりこさんらしさがあふれていて、そして生徒さん一人ひとりとのやりとりや愛にあふれていて、これからアレクサンダー・テクニークを学ぼうとする人に、先人としての経験のバトンを渡そうとしてくれていて、本当にありがたい本です。

つい勘違いしがちですが、アレクサンダー・テクニークは解剖学ではなく、ここに書いてくれているのは、ゆりこさんが一つ一つ丁寧に解きほぐしてくれたプロシージャ―なんだな。

生徒さんのクエスチョンにはメンタルにかかわることも多く、そこでも、ゆりこさんの言葉でもって、「アレクサンダー・テクニークで考えるとこうなんですよ。こう考えて、こう実践してみて」と、教えてくれている。とくに、抑制(インヒビション)をとても大切にされているのが印象深かったです。アレクサンダー・テクニークへの理解をゆりこさんが塗り替えてくれることに心から感謝します。

(N.K.さん)


「アレクサンダー・テクニークの奥深さを本当に感じます!」


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