アレクサンダーテクニックのボストンの学校

アレクサンダー・テクニックのボストンの学校(Alexander Technique Center at Cambridge 校長はトミー・トンプソン Tommy Thompson)が気に入って、何回か学びに行ったのだけど、気がついたら前回行ったときから3年も経ってしまった。

その後、トミーの奥さんで、自身アレクサンダー・テクニークの先生で、ダンサーでもあるジュリー・トンプソンが、46歳の若さで、癌で亡くなったり、いろいろあった。

私が学びに行ってたときにいて、仲良しになった学生たちも、ほとんどみんな卒業した。

そんなに時間が経ったような気がしないのだけど、そろそろまた行きたいと思う。学生たちの顔ぶれも変わっただろうから、馴染めるかな、とも思うけど。

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アレクサンダー・テクニックの学校は、大きいところは少なくて、多くのところが6人~15人ぐらいの、少人数でやっている。直接、先生に観てもらえたり、ハンズ・オンを受けられる程度の人数が、ちょうどよいのだ。

そういう学校が、各地にある(ヨーロッパと北米が多いかな)。

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トミーの学校を勧めてくれたのは、何度も来日しているスイス人のアレクサンダー・テクニック教師のローザ・ルイザだった。彼女には、私がアレクサンダー・テクニークをはじめた1988年のころから、とてもお世話になってきた。

「『伝統的』と言われる教え方と、新しい教え方と言われる教え方の橋渡しが自分のなかでできたらと思うのだけど、そういうことを学ぶためにはどこの学校がいいと思いますか?」と彼女に聞いたらトミーの学校を教えてくれたのだ。

トミーの学校を選んで正解だった。

まず驚いたのは、そのときいた学生が、まだ学び始めて間もないのに、とてもいいワークをすることだった。ワークの受け手になった私のからだがよろこんでいた。旅の疲れがぬけていって、異国にいても自分自身に戻れる気がした。

(いや、学び始めて間もないからこそ、強引になってしまったりする余地がなくて、無心にできて、いいのかも? その、よさを、経験者になってからも維持することのほうが難しいのかもしれない)

学校によっては、最初の1年目はワークを受けるのに専念する学校も多いのだけれど、トミーの学校は一年目から、受けるほうと、ワークするほうと両方ともやる。それも、いいなと思った。

なんというか、ワークするということに、「特別」感がないのだ。

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トミーの学校では、技術的にはテーブルワーク(テーブルの上に寝た人にワークするやつ)をとくに重点的にやった。

これは、私が日本の学校でそんなにやらなかったことだったから、とても勉強になった。

まあ、どういうやり方をやろうと、自分自身の使い方という意味ではみんな共通してくるのだけれど。。

やり方ということ以上に、考え方、ものの観方の面で、トミーの学校では多くのことを学んだ。

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