痛みが改善され、音色やタンギングなど楽器のコントロールにも 良い影響が現れてきています。

ジャズのサックス、フルート奏者です。 演奏中、肩や背中に痛みを感じるようになったため、 3月から石井先生のレッスンを受け始めました。 それから4ヶ月で12回のレッスンを受けて、現在も続けています。

アレクサンダー・テクニークの名前は10年以上前から知っていましたし、 ここ何年かは書籍に目を通したりしていましたが、どういうものなのかは 実際のレッスンを受けてみるまで全くわかりませんでした。

最初のレッスンでは、まず座る立つを教えて頂きました。 軽く手を添えてもらいながら、体を動かしてみました。 その次にテーブルワークといって、ベッドの上に横になり 先生に優しく首、腕、足を動かしてもらいます。 終わって立ち上がると、背が高くなって、腕も長くなった ような不思議な感覚でした。 その後フルートを持って、楽器の支え方を見て頂きました。 腕については肘、肩甲骨を意識すること、体の重心のかけ方 について等のアドバイスをして頂きました。

この最初のレッスンで演奏中の痛みはかなり改善され、 その後も毎回いろいろなアドバイスを頂き、 現在はほとんど痛みを感じなくなりました。 もしも痛みが出そうな時の対処も早くなってきました。 同時に、音色やタンギングなど楽器のコントロールにも とても良い影響が現れてきているのは、とても嬉しい驚きです。 以前に比べて、身体の状態に敏感になってきているのを感じます。 レッスンの説明は大変難しいので出来ませんが、身体を動かされて ポジションを決められたり、ここはこうしなさいと言われたりしません。

演奏を教えている時に多く見かけるのですが、がんばり過ぎて 上手く楽器をコントロール出来なかったり、ひどくなると 身体を壊してしまったりする人達がとても多いです。 そのような人達には是非レッスンを経験して欲しいです。 また、これから楽器を始めてみようと思っている人達にも とても役に立つと思います。 音楽だけではなく、身体のどこかを痛めてしまい 治療に通っている方が、根本的な原因を治していくのにも 役立てて欲しいです。 人間の身体って凄いなと驚くと思います。

(高橋 守さん フルート&サックス奏者、教師 2013年)
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