「首を意識しすぎて首が硬くなってしまった」とき

きのうは、「肩凝りをほぐす、あごをゆるめる」というテーマでワークショップを行いました。

先週の「首が自由になる」ワークショップと、2回続きで参加してくださった方が多かったので、先週の回のあと、ご自分でやってみたなかでの疑問などを、きのう解説することができました。

「首が自由になる」というのは、「肩凝りをほぐす、あごをゆるめる」ことの、そしてそのほかのいろいろなことのベースになることですが、
ちょっと難しいのは、首が自由になると良いということがわかって、首のことばかり意識していると、かえって首が硬くなってしまうことがあることです。

これは、アレクサンダー・テクニーク学ぶうえで、陥りがちな落とし穴かもしれません。

この落とし穴から抜け出すために、

・首を、点のように狭い範囲ではなく、広く立体的なものとして、とらえ直す。
・首からいったん離れて、頭の立体を思い出し、頭との関係をとらえ直す
・胴体や足を思い出す、胴体や足との関係で、首と頭をとらえ直す
・見えている外の世界の情報(光や、部屋にあるものなど)、足の下の床や地面などを、意識に含める

というようなことを、意識してみると、いかがでしょうか?

ふたたび首がゆるんで自由になってくるのではないでしょうか?

もしかしたら、文字で読んだだけだと、わかりにくいと感じるかもしれません。
よかったらレッスンやワークショップのなかで、一緒にやってみましょう。

でも、とにかく、「意識しすぎて硬くなってしまった」のなら、
いったん忘れて、少し離れてみるほうがいいです。

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