マーシャ・パラダン

マーシャ・パラダン、ご病気だという噂は聞いていたけど、先月亡くなっていたのか。
90年代、KAPPAのアレクサンダー・テクニーク・トレーニングの時代、何度も日本に来てくれた。動きのこと、呼吸のこと、たくさんのことを教えてくれた。なによりマーシャの存在感に安心感があって、「ここにいていいよ」と言われている感じだった。

卒業する直前にも来てくれた。

私は卒業式に歌を歌おうと決めて、アレクサンダー・テクニークを使った歌のレッスンを、何度かマーシャに頼んだ。

身内だけの小さな卒業式とはいえ、クラス内とかじゃなく、そういう、一応ちゃんとした場でひとりで歌うのははじめてだった。

そんなわけでレッスンの内容もとても助けになったけど、

「歌い続けてね」
「アレクサンダーを教えるようになったら、いつも教えるときその前に、歌いなさい」

と、最後のレッスンの最後に、マーシャに言われたんだ。

自分が歌うことなんかに対して、今よりもずっとずっとずっと、自信も何もなく、「意味ないよな」と思いつつ、たいがい引っ込みつつ、歌ってたころ。

限られた時間だったけど、節目のときにすごく大事な影響を与えてくれた先生。なのにずっとご無沙汰することになってしまった、不肖の私です。
ご冥福をお祈りします。

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