ミュージシャン(音楽家)

 がんばって練習しているのに思うように弾けない、どうすればいいか、イメージはあるのに、体がついていかず、気持よく歌えない――そんなとき、努力が足らないと思ってしまいがちです。ひたすらがんばり続 けることで、身体を故障させてしまうこともあります。才能がないのだと思ってあきらめてしまう方もいます。もったいないことです。

 やろうとしていることが思うようにできないときは、「何かが足りない」と思いがちですが、実は、かえって何かを気づかずやりすぎていることが多いのです。また、アクセルとブレーキを同時に踏むかのように、同時に反対のこ とをやって身動きが取れなくなっていたり、あるいは、気づかずに身につけた、自分の体や自分自身についての思いこみが、自分の体の動きを制限して しまっていることもあります。

 アレクサンダー・テクニークは、そのような、自分が何をしているかということに気づき、自分がやりたいことをどうやるかの選択の幅を広げることを助けます。そして、すでに持っている技術を生かし、さらにそれを伸ばしていくこと、あなたが 本来持っている力を発揮したり、表現したいことを表現することを助けます。

プロの方でも、初心者でも、音楽をやっている方、レベルはそれぞれ違っても、以下のような望みをお持ちの方、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてみませんか? クラシック、ジャズ、ポピュラー、ロック、弾き語り、民俗音楽、さまざまなジャンルの、さまざまな楽器をやる演奏家の方や歌を歌う方が来られています。

  • 自分が表現したいイメージを表現できるようになりたい
  • もっといい音をだしたい
  • リズム感をよくしたい
  • 楽器演奏による疲れや痛みを減らしたい
  • もっとうまくなりたい
  • もっと楽しみたい
  • 限られた時間で効率よく練習できるようになりたい
  • 本番で緊張して体を固めたりしないでいられるようになりたい
  • 故障をなくしたい
  • もっと楽しみたい
  • 長く演奏活動を続けたい

以下のようなことも見てみます。

ギターとコントラバスを演奏する人たちのイラスト
illustrated by Pantaya
  • 座るとき、立つときの重心、バランス
  • 「力を抜く」ことと、「力を使う」こと
  • 指先、腕の動き
  • 楽器の重さを支える
  • ラクに呼吸をコントロールする
  • 本番、ステージ上での緊張とつきあう
    (緊張しても体を固めないでいられるようになるためには?)
  • >楽器を持ち運ぶ

 演奏以前の状態が変わることで、楽器の音(声の質)が変わったり、やろうとしていたことがずっとスムーズに、表現力豊かに、あるいは楽しくできるように なることに気づかれることでしょう。「ふだんの練習が楽しくなった」、そして、「ステージでも不必要な緊張をしなくなった」と言われることが多いです。

立つ/座るなどのワーク、寝た姿勢でのワークなどと、実際に音を出しての演奏を組み合わせてレッスンします。

 楽器、楽譜、道具などを、よろしければご持参ください。(文京教室、鵠沼教室ともピアノがあります。)
(何回かいらしてから楽器や道具を持ってきていただくのでもかまいません。最初のうちは寝て休んでのワークや座る/立つを中心にレッスンをすすめていくのも効果的な方法です)。


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